Yahoo!7-9月期は38%減益、ネット広告事業の伸び鈍化
日経ネットのIT-PLUSを読んでいたら、タイトルの記事に遭遇しました。
その記事の中で、「インターネットの成長が止まったわけではない。ヤフーが提供するサービスに新しいユーザーを引きつける力がなくなったのだ。」という辛辣な言葉があったのだけれど、僕もまったくもって同意見ですね。
最近よくとりだたされるのが「ユーザーのプラットホームが今どこにあるか?」というところなのですが、インターネットが登場した頃はまったく免疫のないユーザーばかりだったわけで、誰かが道を示してあげないとどうして良いのかさえ判断がつかなかったと思います。
その道を示してくれるプラットホームが、日本ではYahoo!だったんでしょうね。
時代が流れ、ユーザーはたどたどしいながらも己の力だけで歩き出し、「道標(みちしるべ)」の価値が下落した事が、このような事態の背景なのだと思います。
事実、昔はYahoo!のようなポータルサイトを作成して、ユーザーのトラフィックを集中させる事がネットビジネスを成功させる常套手段でしたが、現在ではユーザーのポータル離れが進んでいますしね。
ユーザーのトラフィック集中のトレンドは、「ポータル」から「検索」へとシフトし、更に次のステップに進みそうな気配があります。
「RSS」といったものが今後メインになるのではなかろうかと、専門家の間でも話がしょっちゅうもたれていたりもします。
兎に角、僕が心配しているのは「Yahoo!がマイクロソフトに買収されないだろうか?」という事です。
お願いだからコレだけは勘弁してもらいたいものである。
SEM(サーチエンジンマーケティング)とは、検索エンジンを活用してビジネスの収益につなげる施策手法の総称の事です。検索エンジンを有効に活用して、Webサイトの露出効果や売上を伸ばしましょうって事ですね!
昨今、SEO・SEMよりも重要なのはLPOではないかと考えるようになりまし。もちろんSEO・SEMはマーケティングには重要です。いうなればサイトを運営するのは「ラーメン店」を営むのと同じです。SEO・SEMといったものは「ラーメン店」の立地や、チラシといった役割を担っています。つまり誰も通らない様な路地にラーメン店を開いても、お客さんに気づいてもらえないという悲惨な結果になります。その為、誰の目にも留まりそうな商店街に出展する、ラーメンが食べたくなるようなチラシを作成する。この行為が検索エンジンの検索結果上位に表示させる、魅力的な広告文章で購買喚起するという事なのです。では「LPO」とは何ぞやと言う事になりますが、それはラーメン店の内装であったり、ドンブリであったり、店内でかかっている楽曲というものにあたるものです。ラーメン自体は商品・サービスに該当するので、また「LPO」とは異なります。
ユーザービリティとは、訪問ユーザーにとってサイトの使い勝手についての指数です。例えばユーザービリティに優れていると言えば、ユーザーライクなサイトという事になります。先に述べた「LPO」にも含まれている重要なポイントです。
ソーシャル・メディア・オプティマイゼーションの略です。平たくいうと、共有型Webサービスを有効活用して口コミなどによる情報の2次配信、3次配信を狙ったマーケティング手法です。特に意識しなくとも、面白いコンテンツや、役立つ情報を配信していれば自然にその恩恵は受けられるはずです。
コンシューマ・ジェネレイティッド・マネージメントの略です。そのままの意味で口コミマーケティングの意味です。情報発信をするにあたり、直接的に配信するのではなく第三者である消費者・ユーザー目線での情報発信させ、マーケティングを図る手法です。ただ、見返り(お金、ポイントなど)を発生させてしまうと、検索エンジンからはスパム扱いになる可能性があります。お金を払ってリンクを買う行為に、限りなく等しい行為ですので。これは「Google JAPAN」がアメリカ本社からペナルティを受けたことでも、業界では有名な話です。